物騒な笑み

今吉さんは何を考えてるのかわからないのが良いと思うのですよ！！
愉しむためなら自己犠牲？も厭わないかと。
ろくなことしないね！！
そんな今吉さんが大好きです。

ばさばさばさっ、と。足元に積まれた服。

「何だよ、これ？」

白にピンク、黒に濃紺。
そんな色彩の布の山。
青峰は不思議そうに一枚持ち上げ、固まった。
手にあるのはミニ丈のナース服。
足先で布の山をかき回せば、メイドにセーラー、婦警まで。
所謂『コスプレ系』衣装の山であった。
何故かすべて、女物の。

「どれが良いん？」

楽しそうな今吉の顔と持ち上げたナース服を見比べる。

「アンタ、何考えてんだよ……」
「んー？」

ろくなことは考えていない笑顔だ。自分では着たくない、と思いつつ口を開いた。



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まぁ、青峰に着せたら怖いですよね。って言う。