そんなこと考えたこともなかった

大坪さんと宮地さん！！
平和な話。
宮地さんが好きです><*

色素の薄い髪がきらきらと光を反射する。
ぼんやりとそれを眺めた。
楽しそうに笑う顔。
その腕に抱え込まれている高尾は半泣きだ。

「黙ってりゃ綺麗なのにな」

聞こえてくる物騒なセリフにため息を一つ。
チクリ、と痛みを訴える首筋にの噛み痕にもうひとつ溜め息。

「何で俺、アイツ好きなんだろーな……」


空を仰ぎ見て、視線を戻す。
図ったようにこっちを見た目とバッチリ視線があった。
瞬きを一回。
にぃっ、とチェシャ猫のように笑うと高尾を捕まえているのと逆の手を大きく振った。

「大坪―！」

一瞬だけ見えた笑顔に心臓が大きく跳ねる。
手を振り返してやりながら、ぽつり、呟いた。

「宮地だから、か」

一拍後。
あまりの恥ずかしいセリフに一人赤面して、宮路に不振がられた。



＋＋＋＋＋
優徳の先輩コンビが好き