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すっかり忘れていたので青今本のサンプルをば!!
ものっそい短いです。








 諏佐の指が今吉の頬に触れる。次の瞬間、凄い勢いで今吉は横へ引き寄せられた。
「は?」
「なん?」
 ぽかん、と。二人揃って妙な顔をするはめになる。今吉の体を引き寄せたのは、桜井とじゃれていたはずの青峰。
 パックジュースのストローを銜えたまま、むっすりと不機嫌そうに今吉を抱きしめる。
「青峰ぇ?」
 なんなんお前ホンマに、とぐったり今吉が脱力した。青峰の目は拗ねた子供のような色で諏佐を見る。
「…………青峰?」
「今吉サンはオレのだっつーの」
 諏佐の呼びかけにボソリ、と青峰が呟いた。今吉の表情が硬直し、諏佐はなっとくしたように頷いた。
「え、あの、そのっ」
 一人、桜井だけは置き去りをくらい、何が起こっているのかいまいち理解できていない。
 妙な沈黙が満ちる。一番最初に口を開いたのは諏佐だった。
「なぁ、青峰。こいつのこと好きなのか?」
「はぁ? 今更だろ」
 あっさりと。それはもう、当たり前のように青峰が返す。当然、次に声を上げたのは今吉だ。
「は? 何のことやの!?」
 わけがわからない、と喚く今吉を「あーあー……」とばかりに諏佐が見る。
「伝わってないぞ、青峰」
「ちょ、何でだよ今吉サン! オレ、好きだって言ったろっ」
 冷静な諏佐のツッコミに若干泣きそうになりながら、青峰は今吉の体を強引に自分のほうを向けさせると叫んだ。
「あー…………そう言われれば、言われた気ぃもするなぁ」
 お前本気だったんか、とあっけらかんと言われ、今度は青峰が脱力する。どさくさに紛れてぎゅうぎゅうと抱きついてくる体を押し返しながら今吉は諏佐を振り返った。

「で、どうしたらえぇの?」
「俺に聞くな」
 キッパリと言い切って諏佐は桜井の腕を引いて、一歩下がった。
「え? えぇっ??」
「落ち着け桜井」



+++++
目指せラブコメ☆←
玉砕しましたが、何か。

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プロフィール
HN:
しん
性別:
非公開
自己紹介:
今吉さん狂の文字書きレイヤー。喋る雑食。
年齢職業不詳な変な人。
好きなものは友人、ピアス、刺青、センチメンタルサーカスの団長さんにテディベア。
蝶、龍、蜘蛛(非生物)、植物、空、海、月。お茶、紅茶、珈琲、柑橘系果物(特にグレープフルーツ)
熱しやすく冷めやすい。迷惑体質。接触嫌悪症。
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